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2013.10.08

スチュアート・ヘンリ編『採集狩猟民の現在―生業文化の変容と再生―』

極北、イヌイット研究の大家が編者をつとめている論考集。アフリカ(ボツワナ)、北部オーストラリア、東南アジア(フィリピン)、極北カナダの4つの地域の採集狩猟民(狩猟採集民)の変化が述べられているが、各地域を比較検証すると、おのずと見えてくるものもある。

カナダ極北地域については岸上伸啓氏と大村敬一氏が記している。編者および岸上、大村の両氏の3名はいずれも早稲田大学出身のひとつの「極北研究チーム」であるが、早稲田大学探検部出身者が記した『アラスカ・エスキモー』(朝日新聞社、1968年)もあるように、早稲田出身者が極北に魅了されるのはたんなる偶然だろうか。