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2014.03.04

『Newsweek (ニューズウィーク日本版) [北極が消える日] 』

「2015年、北極が消える?」と題して、世界経済との絡みから10ページの特集ページを組んでいる。エネルギー資源の確保を目指し、カナダが領有権を主張しているのは興味深い。また、ロシア、デンマークも領有権争いに名乗りをあげている。

記事では海氷面積の減少、氷の融解による生態系の変化など「北極の環境」が人類にとって極めて深刻な問題であることが論じられているが、先にあげたように地下資源の確保を目指し、地球全体の共通目的よりも、各国の利益優先の動きも書かれている。北極評議会の構成各国(カナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、アメリカ)の動きはわかるが、「北極近接国家」と自称し、中国の動向が紹介されている。

「フロンティアとしての北極」に私たち人類は何を求めるのか? 資源獲得争いで、過去幾度となく繰り返された同じ道を踏んではならない。

 

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