Book
 
2013.10.08

大島育雄著『エスキモーになった日本人』

極北の大地は一人の日本人を呼び寄せた。グリーンランド最北の村、シオラパルクへ。そして彼は猟師になり、イニューイ(エスキモー)になった。

植村直己も滞在したシオラパルクに氏は長年住み続けている。孫と一緒に猟に出かける昨今の氏の姿をNHKのドキュメンタリーで見かけたことのある人も多いだろう。その原点となるのが本書である。北極と故郷を往来したり、長期滞在したりする冒険家、探検家、作家、写真家などは数多いが、40年以上にわたり最北の地に住み続けている日本人は彼ぐらいではないだろうか。

2001年2月21日、カナダ北極圏の村、レゾリュート・ベイに滞在したとき、氏と一度電話でお話したことがある。シオラパルクからレゾリュート・ベイに移住したハンズさんの家にホームステイしたとき、彼が電話をしてくれた。木訥とした語りで、体調を気遣ってくれたのが印象的だった。

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