Mission >> 北極圏人会とは

作家、探検家、写真家、研究者、旅行者が愛してやまない「北極(極北)」。しかし、なぜか北極に関する情報が日本には乏しい。特定の個人の縦断的な情報は存在するが、それはきわめて個人の経験内におさまっていることが多く、横断的な情報交流がなされていない。それゆえ、個人の特殊な経験に思われがちで、「北極に魅了される人たち」の「思考的冒険・探検」は、ある個人の経験内におさまってしまいがちである。

それは、本当の意味での「北極」ではない。

「○○冒険家」「○○写真家」や「○○作家」のレンズをとおしての、「北極」なのである。もっと縦横無尽に「思考的冒険・探検」ができないだろうか。

「なぜ人は『北極』に魅了されるのか?」
「『北極』とはなにか?」

この単細胞的単純かつ素朴な疑問に答えるべく、本サイトを立ち上げました。

サイト名は『北極圏人会』。このサイト名はアートディレクターの浅葉克己氏が主宰した『北極圏人会』の名称を踏襲しています。1978年、数多くのクリエーター、編集者、記者たちが「冒険とロマン」をテーマに、同会を立ち上げました。作曲家の三枝成彰氏、デザイナーの内田繁氏などが参加し、夜な夜な酒を酌み交わし、北極への夢を語り合ったそうです。浅葉克己氏、富永民生氏とカナダ北極圏のレゾリュートに訪問したコピーライターの糸井重里氏の命名によるものです。

このサイトには、以下の新たな「六つの志」がこめられています。

一、縦横無尽に「思考的冒険・探検」をしよう。日々、冒険なり。日々、探検なり。
二、果てなく広がる地平線へ、幾重の氷の奥へ、大気の彼方へ。そこに、「北極知」がある。
三、極北の大地に心を馳せろ。極北の海原を体感せよ。極北の民の声を聞け。
四、北極は人類の営みをうつす鏡である。脆くも、たくましい、ガラスである。
五、北極と寄りそえ。そこは遠く、特別な場所ではない。それは心の距離の問題だ。
六、北極に魅了されろ。いざ、北へ、北へ行かん。そこに、航海あれど、後悔はない。

「六つの志」を心の内に問いかけながら、北極専門のサイトを目指したいと思います。

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