Maria Tippett著 , Charles Gimpel写真 “Between Two Cultures: Photographer Among the Inuit”
タイトルどおり、二つの文化(先住民社会と欧米社会)の狭間で揺れ動くカナダ・イヌイットの姿を写した大型判写真集。 1950年代後半から1960年代後半にかけて、現ヌナブト準州の中部・東部の各村を広範囲に撮影している。120 …
タイトルどおり、二つの文化(先住民社会と欧米社会)の狭間で揺れ動くカナダ・イヌイットの姿を写した大型判写真集。 1950年代後半から1960年代後半にかけて、現ヌナブト準州の中部・東部の各村を広範囲に撮影している。120 …
1940年代から1960年代にかけてカナダ北方民族の文化人類学的調査をしたJohn Honigmannの学術調査内容を同じく人類学者のBryan Cumminsがまとめたもの。 本書でなによりも興味深いのは数多く掲載され …
2006/2007年の第18回カナダ首相出版賞受賞作品。極北の大地を訪れ、イヌイットの村に滞在したとき、人はかつてのイヌイットと現代の姿を勝手に比較し、その変化を無自覚に批判あるいは納得する。 一見したことをすべての事象 …
多くの日本人にとって「北極=植村直己」という構図は過去も現代も変わらないだろう。山から平原まで数多くの冒険旅行を手がけた氏は、南極大陸単独横断の事前準備のため、1972年、極北の大地へ足を向けた。 本書で描かれている世界 …
テレビ東京の番組製作のため、カナダ極北地方へ訪れた氏が極北、イヌイットについて記した一冊。本書の舞台となっているパンナ―タング村は北緯66度08分、西経65度43分、カナダ・ヌナブト準州バフィン島に位置する。このパンナ― …
極北、イヌイット研究の大家が編者をつとめている論考集。アフリカ(ボツワナ)、北部オーストラリア、東南アジア(フィリピン)、極北カナダの4つの地域の採集狩猟民(狩猟採集民)の変化が述べられているが、各地域を比較検証すると、 …
国立民族学博物館副館長でありイヌイット研究の第一人者である筆者がわかりやすく書いている入門書。イヌイット、極北全般を知りたい人には良書。筆者は長年ケベック州ハドソン湾沿岸にあるアクリヴィク村をフィールドワークしており、副 …
英国ウェールズ生まれ、現日本人の著者が書いた北極行。著者の書いたいくつもの北極に関する著書、あるいは、映像によって北極、イヌイットの姿を身近に感じた人も大勢いるのではないだろうか。 自身の経験のもと、「物語」は進んでいく …
イヌイットたちの手による初の映画作品。公開されると、2001年カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)受賞を皮切りに、トロント国際映画祭、エジンバラ国際映画祭など名だたる映画祭で賞を受賞し、その名を世界にとどろかせた。 …
1999年4月1日、カナダの地図が大幅に塗り替えられた。東部極北地方を中心に、「ヌナブト」という新準州が誕生した。同準州の総面積はカナダ の5分の1に相当し、人口はわずか3万人。人口の約85%が極北の民・イヌイットである …