Book
2015.06.26
極北の大地は一人の日本人を呼び寄せた。グリーンランド最北の村、シオラパルクへ。そして彼は猟師になり、イニューイ(エスキモー)になった。 植村直己も滞在したシオラパルクに氏は長年住み続けている。孫と一緒に猟に出かける昨今の …
多くの日本人にとって「北極=植村直己」という構図は過去も現代も変わらないだろう。山から平原まで数多くの冒険旅行を手がけた氏は、南極大陸単独横断の事前準備のため、1972年、極北の大地へ足を向けた。 本書で描かれている世界 …
彼の著作を通して、極北に憧憬の念を抱いたものは数多いのではないだろうか。慶應義塾大学経済学部卒業後、田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部へ留学。1996年、カムチャッカ半島でヒグマに襲われ非業の死を遂げた …
『極限の民族―カナダ・エスキモー、ニューギニア高地人、アラビア遊牧民―』(朝日新聞社、1967年)の文庫版。1963年、朝日新聞記者だった著者と藤木高嶺氏(写真担当)はカナダ北極圏ホールビーチ近郊のウスアクジュク部落(現 …