Book
2018.03.05
旗のもとに集う人びと 予期せぬ停滞のため、この島に来てからもう10日以上が過ぎた。ぼくはいま、お隣のデヴォン島で行う火星実験生活に参加するため、カナダ北極圏のヌナブト準州 にあるレゾリュー・ベイ(Resolute Bay …
メルカトルが示した新たな航路 スペインとポルトガルという二大海洋国家に世界が二分されていた16世紀初頭。イギリスをはじめとした後発国は、当時「カタイ」と呼ばれていた中国との交易の接点を持つために、新たな航路開拓に迫られて …
2回目となる今回は、イヌイットたちの死に対する受け止め方という話から、彼らの宗教観について語り合います。そして、イヌイットが極北に住み続けている理由について探っていくうちに、「内なるもの」の神秘や人類の果てなき旅への共鳴について……
これまで、日本人の役しか演じたことのなかった菊地凛子が、はじめて挑戦することになった外国人の役は、「イヌイット」という未知の世界。役づくりも兼ねてイヌイット文化に関する書物や資料を読むうち……
「イヌイット美術を世界に紹介した」とずいぶんと仰々しいサブタイトルがつけられているが、本書を開くとそれが大げさでないことがよくわかる。 1940年代末からカナダ北極圏に住んだ氏は石製彫刻品の制作をイヌイットたちに勧める。 …
タイトルどおり、二つの文化(先住民社会と欧米社会)の狭間で揺れ動くカナダ・イヌイットの姿を写した大型判写真集。 1950年代後半から1960年代後半にかけて、現ヌナブト準州の中部・東部の各村を広範囲に撮影している。120 …